今日のhashigakeトークは人生の大先輩 Sさんと。
好々爺という表現がぴったりで、人生謳歌してそう。
そして今日のテーマは「いま困っていること」
「困っている」が一番似合わなそうなSさんと、いつも「困っている」私の奇跡のトークでございます。
まずは機先を制しようと私のターンから。
ハシガケ:「Sさん、困ったことってありますか?
なさそうに見えるって言われませんか?」
Sさん:「んー、困ったって何だろうね?
問題は四六時中発生してるけど、
それを解決するのが仕事だし人生かな。
ハシがけちゃんは困ってるの?」
キタ!するりと躱されて、質問が返ってくると思ったら、やっぱりそうなった。
「困ったことだらけです」と言いかけて
ふと、私は本当に困っているのだろうか?と考えてみた。
この間、0.5秒。
ハシガケ:「困ったことは私もたくさんありますよ。
いま考えてみたんですが、
困っても自分で解決できることは、困ったことにならないですよね。
自分で解決できなければ、人に聞いたり頼んだりしちゃいます。
(本当は人にぶん投げると言おうとしたけど自制しました)
あとは潔くあきらめる!」
Sさん:「そしたら困ってないんじゃない?(ニコニコ)」
ハシガケ:「いえいえ、困ってるんですって。
人に投げて、分からないって言われたり、
手伝えないって言われたり、投げ返されることあるじゃないですか」
Sさん:「あるね。
でもそれは解決方法の一つが試されたってことで、
もう「困ったこと」の状態が変わってるんじゃないかな。
解決するにしろ潔くあきらめるにしろ一歩前進してる」
ハシガケ:「なるほど、
このカードは使えないと分かるだけでも一歩前進なんですね。
そうすると、
自分で抱え込んで、誰も頼れず、動けなくなってる、
それが「困っている」ということでしょうか」
Sさんは、さっきと同じにこにこした表情で面白い例えをしてくれた。

Sさん:「『困』って漢字、
木が囲まれて、どこにも伸びていけない様子がよく出ているよね。
困っている時って、きっと見えない何かに囲まれちゃってるんだろうね。
その何かを見つけて壊すか、外すか、避けるかすれば、
動けるようになって、
同じ「困っている」でも状態が変わっていくと思うよ」
なんだか、Sさんには最初から話の着地点が見えてて
そこに私がうまく誘導されたような気もする。
もう、かなわないなー、Sさんには。
*絵は生成AIで「『困』という漢字は木が囲まれて成長できない状態を表現しています。これを絵にしてください」というプロンプトで生成してみました。