ハシガケちゃんの「みんなのトーク」

「静かな退職」に気付いてしまったら

「静かな退職」に気付いてしまったら

hashigakeに限らず、雑談の中で話した人が
「あ、この人、静かな退職の人だ」
って気づいたとき、皆さんはどうしますか?
 
ここからは又聞きの話を、多少フェイクもいれながら、私との会話であったように再構成。
分かりやすいようにお相手をAさんとしましょう。
Aさんは私からみてエンジニアらしいエンジニア
以前はSNSでも最新技術について語ってたりして、素直にすごいなーという人です。
そんなAさんとの会話、
ハシガケ(私): AさんってThe Engineerって感じですよね、コードばりばり書いてる人のイメージ
Aさん: うん、コード書くのは好きだよ
ハシガケ: やっぱりお家でもコード書いたりしてるんですか
Aさん: 夜1時間くらいはコード書いたり、技術書読んだりしてる、趣味みたいなものだから
 仕だとあまり書かないけどね
ハシガケ: え、意外です、もったいなくないですか?
Aさん: まあね、でも自分が好きな言語とかアーキテクチャとか、必ずしも使えるわけじゃないから
 仕事は仕事、わりきってやってるよ、もちろん手は抜かないけど
ハシガケ: ・・・
Aさん: それにちょっと事情もあって(言い淀む)
 しばらくはハードワーク避けたいな、っていうのもある。
ハシガケ: そ、そうなんですか・・・
 
Aさんのポテンシャルを出し切ってなくて、燻ってる感じが、なんだかモヤッとした印象として残った。
それと、最近よく耳にする「静かな退職」というワードがちらついた。
ちなみに「静かな退職(Quiet Quiting)」というのは、サボリ・怠慢といった意味ではなく、
プライベートや心身を削ってまでハードに働く姿勢を捨て、自分の職務の範囲できちんと責任を果たすという働き方。消極的で成長がないという批判もある一方、仕事への熱意を失っているわけではなく、ライフワークバランスをとりながら仕事を持続的に続けるという見方もできて、解釈が多様なワードです。
(脱線しますが「騒がしい退職(Loud Quiting)」「不機嫌な在職(Resenteeism, Loud Staying)」というのもあるそうです)
Aさんが「静かな退職」なのか、本当のところは私に分かるはずもなく、
もしそうだったとしても、私ごときが人の仕事スタイルに、もの申せるはずもないのですが、
いろんな人といろんな深さで話すとこう話題になることもある、というご報告でした。
 
どう働くにしろ、Aさんが納得して、本人も周りも笑顔だといいな。Aさんに幸あれ。
 
 
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